カテゴリー別アーカイブ: hop

ホップの生産量

ホップの生産量についてはいろいろなデータがありますが、まとまって紹介しているものがないため、まとめてみました。

ホップの総生産量は毎年10万トン前後で推移しています。

ホップ栽培に積極的な国では栽培耕地が増加傾向にあるため生産量を伸ばしていっています。ホップは気候に大きく左右される農作物であるため、その年の降雨や気温によって収穫量は大きく変動しています。

ホップの生産量を国別にみるとドイツとアメリカが約4割ずつとなっており、チェコ、中国と続いています。

それぞれのデータをみていきましょう。

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α酸とβ酸の化学

ビールの苦味はイソα酸(iso alpha acids)というホップ由来の成分によるものなのですが、もちろんイソα酸だけではありません。

α酸とβ酸の化学変化について詳しくみていきましょう。

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日本におけるホップ栽培

日本でのホップ栽培の歴史は明治初期の北海道開拓とともに始まりました。

現在では大手ブルワリーは東北や北海道の農業協同組合と契約栽培を行っています。また、小規模ブルワリーではホップを自家栽培するところが出てきています。

日本におけるホップ栽培(2017) にアップデート記事を追加しています。

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ホップの品種

前回は植物としてのホップについて書きました。

今回は「品種」について書いてみたいと思います。

近年、ザーツやハラタウ、カスケードなど、ホップの品種名を目にする機会が多くなったと思います。

ホップの使用目的から大きくわけると、香りを活かしたアロマホップと、苦味を活かしたビタリングホップの二つに分類できます。

もちろん、どちらの目的としても使うことができますが、苦味をつけるためには苦味の元となるα酸の含有量が多いホップを使用したほうが、使う量も少なくてすみます。

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