日本におけるホップ栽培(2017)

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ホップ栽培を始めるところがますます増えています。

昨年の記事の内容から一覧のアップデートを行いました。

大手ビール会社が農家さんに依頼して契約栽培は高齢化などの問題もあり、年々栽培面積を減らしていますが、その一方で新しくホップ栽培を始めようという動きも増えてきました。

堤野さんの忽布古丹醸造のクラウドファンディングが2500万円ほどの支援を集めたのは記憶に新しいと思います。
地ホップ100%のビール造りはとても楽しみですね。


一般的にホップ栽培は緯度35度以上の冷涼な気候の地が栽培に適しているのですが、栽培2年目にして一仕込み分の収穫量を確保できた宮崎ひでじビールの試みも話題になりました。

 icon-link https://www.facebook.com/HIDEJIBEER/posts/1614783701900408
 icon-link https://www.facebook.com/HIDEJIBEER/posts/1596540167058095


大分県の竹田市の九州竹田産ホップ研究会では、遠野やキリンビールの協力を仰いで新たにホップを作ろうとしています。
 icon-link 九州初の挑戦へ。ホップの試験栽培始まる


また、遠野でもキリンビールが Brewing Tono として新世代のホップ栽培にチャレンジしています。


昨年から国産ホップの名称として「IBUKI」という名前を聞くことが増えてきました。
これは、「信州早生」から変異した「キリン2号」とその変種である「かいこがね」をあわせたブランド名です。

IBUKI
商標登録番号:第5847072号
出願番号:商願2015-82513
出願日:2015年8月27日
登録日:2016年4月28日
存続期間満了日:2026年4月28日
権利者:キリン株式会社


また、江刺忽布農協の7番目の畝からみつかった「江刺7号」も「MURAKAMI SEVEN」としてブランド化(商標申請中)されました。
このホップはIBUKIに比べると収量が倍近くとれるそうで、遠野ホップ農協を中心に栽培されていくことになりそうです。
 icon-link 「20年待った」ホップ博士 比類なき傑作ビール育む キリンR&D本部のリサーチフェロー、村上敦司氏

MURAKAMI SEVEN
出願番号:商願2017-11877
出願日:2017年2月6日
出願人:キリン株式会社


新たに品種登録出願されたホップとして「フラノK906901060号」があります。

フラノK906901060号
出願番号:31508
出願日:2016年10月5日
出願公表日:2017年1月30日
出願者:サッポロビール株式会社


アメリカ系の品種は7月中旬〜8月初旬にかけてが収獲の時期、ヨーロッパ系や日本のホップはこれから収獲が始まります。

追加情報などありましたら、随時更新していきたいと思います。

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